14.佐久市財政の健全性

挑み続ける佐久市

佐久市の財政は、健全そのものです。
 
地方自治体の財政状況を見るうえで「財政健全化の4指標」があります。
平成27年度決算の4指標について長野県内における佐久市の順位をご報告します。
 
①実質赤字比率……… 19市中 1位(赤字なし)
②連結実質赤字比率… 19市中 1位(赤字なし)
③実質公債費率……… 19市中 1位(0.1%)
④将来負担比率……… 19市中 1位(数値なし)
 
また、先ごろ財務省による、佐久市の平成26年度財政状況把握の結果が出されました。
 
 
~ 診断表の概要 ~
 
平成26年度地方財政状況調査表等を基に行政キャッシュフロー計算書を作成し、財務上の問題点を分析した結果の概要は以下のとおり。
 
1.現状
 
○債務償還能力について
実質債務月収倍率が基準を下回っていることから償還すべき債務の水準に問題がなく、また、行政経常収支率が基準を上回っていることから償還原資の獲得状況に問題がない。
よって債務償還能力について留意すべき状況にはないと考えられる。
 
○資金繰り状況について
積立金等月収倍率が基準を上回っていることから資金繰りバッファーの水準に問題がなく、また、行政経常収支率が基準を上回っていることから経常的な資金繰りに問題がない。
よって債務償還能力について留意すべき状況にはないと考えられる。
 
2.今後の見通し
 
○債務償還能力について(長期的視点)
計画では、実質債務月収倍率が低いことから、償還すべき債務の水準に問題はなく、また、行政経常収支率が高いことから、償還原資の獲得状況に問題ないと考えられるため、債務償還能力に留意すべき状況にはないと考えられる。
 
○資金繰り状況について(短期的視点)
計画では、積立金等月収倍率が高いことから、資金繰り余力としての積立金等の水準に問題はなく、また、行政経常収支率が高いことから、資金繰り余力としての積立金等の水準に問題はなく、また、行政経常収支率が高いことから、経常的な資金繰りに問題はないと考えられるため、資金繰り状況に留意すべき状況にはないと考えられる。
 
~ ここまで ~
 
 
この財務省の診断で明確になったことは、「債務償還能力と資金繰り状況について留意すべき状況にはない」ということでした。
 
佐久市の財政規律は非常に高いものです。
計画的に繰り上げ償還を行い、財源もなるべく一般財源を使うのではなく国庫補助、交付税措置のより高い、有利な市債を選択するなど不断の努力によってなされたものです。
今後、人口減少社会での不測の事態にも備え、財政健全化を堅持して参ります。