柳清会報 2020年10月号 東平根ブロック版
東平根ブロック会長あいさつ
栁田清二氏が佐久市の市長に就任して11年6ヶ月。この間若さと行動力で佐久市議会議員・長野県議会議員の政治経験を活かし、佐久市発展・市民の安全など多くの功績を残されてきました。昨年の台風19号による災害に対しては、国や県との関係を活かし、いち早く予算を確保され、復興に努力されております。
東平根地区においては、東会館の改築を筆頭に、地域の要望にスピード感を持って対処していただき、有難く感謝しております。
最近では、新型コロナウイルス対策の事情を考慮し、自身の報酬を県内でも一番早くカットしたり、市民一人当たり3,000円の商品券を発行したりなど、近隣市町村は追従するしかないリーダーシップを発揮されています。
以前私が上田市丸子方面へ行き、理事者と話したことがありました。「これから発展要素のある市は県内では佐久市しかありませんね」と何度もその話を耳にしました。
この佐久市の発展の為、現市長に夢ある佐久市を造って行ってもらいたいと願います。
柳清会東平根ブロック会長 木内盛行
【市政報告】志賀川への対応について
昨年の台風19号の志賀川被害は、大きなものがありました。
長野県佐久建設事務所は、河川管理者として、志賀地区の災害は、志賀川の水が堤防を乗り越えたものではなく、激しい流れの勢いで堤防が破壊されて発生したと分析しています。つまり、河川の流量を今の志賀川の幅・深さによって、流下させる能力があると判断しているため、災害復旧工事において、川幅を広げたり、堤防の高さを引き上げたりするような工事はしないことを建設事務所は決定しました。
一方、河川が流下させる能力をしっかりと持つためには、川の中の土砂を取り除くことが必要不可欠となります。また、志賀川には危険な箇所がいくつもありますので、今後は東地区全体の課題として、「志賀バイパス建設促進同盟会」の重要テーマとして、取り扱うこととしました。
今のままでは、区長要望で対応出来るものではありませんので、私も深く関わりを持って志賀川の安全に力を入れて取り組んで参ります。
【市政報告】香坂ダムの挑戦
香坂ダムは防災ダムとして常には水を溜めずにいつも空っぽにしていますが、大雨の時だけ、水が溜まるようになっています。 ダムも建設から40数年経過していますことから、農林水産省の補助をいただきながら、現在改修工事を進めております。
しかし、ダムの下流の志賀地区では、毎年春先には河川の渇水により取水が出来ず、稲作に支障が出ており、必要な時に水を出せるようにしてほしいという要望が強く出されております。
そこで、私達は香坂ダムには、防災ダムとして機能を充分有したうえで渇水対策を行うよう、関係機関に働き掛けをして、実現したいと考えています。
この改革は、菅政権による「国民のための改革」に合致しますので、新政権誕生をきっかけに、佐久市は挑戦していこうと考え、行動を始めました。
【市政報告】新(佐久平)クリーンセンター12月本格稼働!
上平尾に建設が進む「新(佐久平)クリーンセンター」は8月17日から試験運転がスタートし、12月からは本格的に稼働をスタートさせます。
市町村が収集する家庭系一般廃棄物は、高速道路を通るルートとし、市民生活には影響を及ぼさないよう運び込みます。
また、事業系一般廃棄物は、図1のルートを通ることになります。事業系一般廃棄物を運ぶ車の台数量は、1日平均約34台が予測されています。
今後も、ご負担を担って頂く上平尾・下平尾・横根・紅雲台区には、(平根地区佐久平クリーンセンター環境保全協議会)を通じて、総額毎年200万円の地元区環境保全協力金を交付していきます。
また、地元要望として、図2のような歩道整備を今後進めていきます。
【市政報告】平尾温泉みはらしの湯における新型コロナウイルス対策
長野県の「新型コロナ対策推進宣言」の店舗に登録しました。(登録日:令和2年5月25日)
以下のような独自の対策を行っています。
- 受付フロントに飛沫防止シートを設置
- 受付フロントに並ぶ際、ソーシャルディスタンス確保のお願い
- 来場者に検温を実施
- 職員へマスク着用・出勤時の検温実施
- 来場者へマスク着用をお願い
- 更衣室でソーシャルディスタンスを確保するため、指定ロッカー制からフリーチョイス制での利用に変更
- 施設内各所へ消毒液の設置、ドアノブなど手が触れる場所の消毒を実施
- 食事処でソーシャルディスタンスを確保した席の配置
- 施設内で積極的に換気を実施
日付 | 営業時間 | 入浴 | 食事処 | 岩盤浴 | トレーニングジム | 癒し処 |
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4/13~ | 11:00~21:00 | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
4/16~ (緊急事態宣言) | 11:00~21:00 | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
4/20~5/31 (5/25緊急事態宣言解除) | 全館休館 | × | × | × | × | × |
6/1~ | 11:00~20:00 | ○ | × | × | △ (スタジオは中止) | ○ |
7/3~ | 11:00~21:00 | ○ | ○ | ○ | △ (スタジオは中止) | ○ |
【市政報告】東会館の建て替え
東会館は東地区の拠点です。地域のご要望にお応えして、現地建替え工事を進めています。
完成は、令和3年10月末日を予定しています。
敷地は、北に少し広げて、駐車場を多くします。
JAも入ります。今まで東会館で行っていた行事、教室、会議等は全て実施可能となっています。
総工事費5億7千6百万円余。
画柳点睛
10月11日、創練センターで行われた講演会に参加しました。題して「日本列島最古のサピエンスその姿を香坂山遺跡に追う」。
以前から新聞報道にもあった、香坂山で石器時代の大発見があったことの中間説明会という位置付けでした。来賓ではなく、一市民として参加させて頂きました。奈良文化財研究所の国武主任研究員と御代田町にある浅間縄文ミュージアム館長(東京大学大学院非常勤講師)とのトーク形式でした。
発見されたのは、世界的に比較しても大型の石刃(せきじ)等でした。時代は3万6000~4万年前。これは地層によって分析されますが、この場所では炭も残されており、炭の分析からもっと詳細な時代特定が年内に出来るのではないかと説明がありました。
私達は生物学的にサピエンスという生き物だそうですが、そのサピエンスの足跡として日本列島最古となると説明されると少し心がワクワクしてきます。世界のサピエンス研究を照合すると、この時代・人は、標高1000m~1200m程に暮らしていたようです。中央アジアから、中国、半島を通って香坂に辿り着いたと考えられ、考古学的大発見なのだと聞くと益々嬉しくなります。
考古学は古代人のメッセージであると言われます。日本最古のメッセージが佐久市東地区香坂で発見されたのですから、その古代人のメッセージを解読していく役割が佐久市・佐久市教育委員会にあるのではないかと思います。
古代人は、とても合理的で、暮らしていく為の食料や、自分の身を守るために安全な場所を選んでいた筈です。そこには天災の少なさも含められたのでしょう。
佐久市は、特徴ある発展を目指していますが、4万年前、古代人が選んだ香坂、そして東地区の魅力を、今、真剣に考えてみる最高のニュースが舞い込んで来ました。続報にご期待ください!
事務局よりお知らせ
後援会行事は当面見合わせています。
現在、従来のような皆様にご参集いただいての市政報告会などの行事を見合わせております。今後の計画は、新型感染症の拡散状況を見ながら検討して参ります。
ツイッターはホームページからもご覧いただけます。
ホームページが新しくなりました!市長のツイッターや、柳清会会報などもご覧いただけます。
ご意見・ご質問なども承りますので、ぜひ、ホームページをご利用ください。
ホームページアドレスも変わっていますので、こちらのページを登録してください!
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