柳清会報 2020年11月号 野沢ブロック版
野沢ブロック会長あいさつ
日頃から柳清会の活動には多大なるご理解とご協力を頂いております事を厚く御礼申し上げます。
柳清会は平成9年、柳田清二さんが市議会議員活動に入られる時に発足し、平成11年2月に私たちが入会し、野沢各支部の設立準備と総会を行い、4月の県議会議員選挙での当選応援活動を開始しました。県議2期目後半で地域の各支部から野沢12地区の野沢総支部となり、その後野沢以外にも合併後の臼田、望月、浅科地区にも支持は広がりを続け、平成24年ごろから、女性部を含めて大沢総支部、前山総支部、岸野総支部、桜井総支部を『野沢ブロック』と表して各総支部長さんを始めとして活動をしています。
その間に県議選3回、市長選3回の選挙をはじめ『囲む会』や市政報告会、新春総会、著名人講演会、等の活動を行って参りました。これも『実行力』即ち柳田市長が『現地に行き、住む人、働く人の目を見て、議論を交わし、理解し、政策を語り、行動する』人(政治家)であるからの支持拡大だと思います。柳田市長にはまだまだ佐久市のために力をふるっていただきたいと思います。
今は、コロナウイルス感染予防で従来の後援会活動が自粛させられておりますが、柳田市長の地元である野沢ブロックの皆様方には、これまでの後援会活動の良好な評価実績に加え、これからもより一層のご支援をお願い申し上げます。
柳清会野沢ブロック会長 岩下伸一
【市政報告】令和元年東日本台風の被災からの復興案
去年の台風による大雨は、240年に1度の大雨でした。240年前とは、江戸時代中期ですので、正に戌の満水以来の大雨であったことになります。佐久市は災害の少ない街として、内外に情報発信をして参りましたが、この災害を経験する中で、佐久市を災害に強い街として確立することが肝要です。
さて、県におきまして、この災害の経験から「流域対策」という考え方を整理し、流域対策によって、大雨に対応していく考えを示しました。
つまり、流域で、ダムや川幅を広げるという方法だけでなく、「ダム田んぼ」や「遊水池」といったその河川の流域全体で水害を克服していこうとする考え方です。それ等を組み合わせていくことになります。
そして、遊水池が今後大きくクローズアップされて来ると思います。千曲川にも片貝川等でも遊水池が多く建設することが検討されています。この効果は、ダム等に比較して、安価で建設に要する時間が短縮出来るという点がプラス面でしょう。
【市政報告】野沢の特長ある発展
佐久市では、地域特性を生かした「特長ある発展」を目指しています。
野沢地区の特長は、暮らしやすさがあります。地域全体が押しなべて平らであることに加えて、幼稚園、保育園、小学校、中学校、高校が程良く配置されています。また、商業施設が多く、金融機関や郵便局、公共施設も複数あります。野沢の特長である「暮らしやすさ」をより高めていきたいと考えています。
道路整備
新たな生涯学習センターには、今までにも増して多くの方々に利用頂くことが望まれます。その際の利用しやすさを考えていきます。
野沢児童館の移転
佐久市の大きな目標に「1小学校1児童館」がありました。この目標は既に達成され、今、市内には17小学校19児童館となっています。そして、市町村合併前の第1号として建設した野沢児童館につきましては、小学校に隣接していないことが課題となっています。かねてより、地域から大きな要望としてあった野沢小学校の隣接地に野沢児童館を移転していく計画を進めていきます。おのずと、その場所は小学校の南側となり、県民佐久運動広場の中に建設することが考えられ、県民広場全体の土地利用も検討していく必要が出てきます。その土地利用は、野沢の“暮らしやすさ”を高めることが重要な視点になってきます。
【市政報告】佐久市生涯学習センターの全面改築
現在の生涯学習センターを取り壊します。そして、新たに生涯学習センターを公費で建設し、その横に佐久市振興公社が公社の独自財源で「佐久市振興公社ビル」を建設します。
① 佐久市生涯学習センター
- 野沢公民館
- 野沢出張所
- 野沢地域包括支援センター
- 市民活動サポートセンター
② 佐久市振興公社ビル
- 佐久市振興公社
- 佐久広域連合
- 佐久シルバー人材センター
- 佐久南郵便局
野沢会館機能
野沢会館をこれまで利用して来た団体の皆様の活動は、基本的に今後もご利用頂けます。
佐久市生涯学習センターの面積
これまで同センターに入っていた団体が、別棟の公社ビルに入居しますので、新たな生涯学習センターの面積は縮小します。また、同センターはかつてのリッチランド(大型商業施設)なので、廊 下面積が非常に広かったのでこの面積も縮小します。
事情の改善
これまで生涯学習センターは、駐車場が少ない、狭い等大きな問題がありましたが、利用者の皆様のお声をお聞きし、駐車間隔を広くすることで安全性を高めるとともに、駐車台数を約180台程度に増加するなど改善を検討しています。
児童図書コーナーへの期待
新たな生涯学習センターに、図書館の併設を求める声がありましたが、なかなか実現に向けた計画には結び付きませんでした。現在、佐久市には、中央図書館の他に、望月、浅科、臼田にそれぞれ図書館があり、職員を配置し、蔵書の管理、維持していくことは、財政的にも厳しい状況にあります。
しかし、議論の中で地域の皆さんの声に少しでもお応えしたいという思いから、「児童図書コーナー」を設置していく方向で検討しています。そして、地域で育む図書コーナーに出来ないか、と考えています。それぞれのお宅にある絵本や児童図書、図鑑等の中で状態の良いものを持ち寄ってコーナーを作ったらどうか、、、と思います。最終ページにメッセージカードを添付して、読んだ感想や、思い出等を綴ったらどうかと思います。思いをつなげていく児童図書コーナーを作って、育んでいくことができたら、、、と思いを持って検討しています。
【市政報告】野沢北高と野沢南高の今後
人口減少社会となり、多方面に影響が及んでいます。現在、長野県教育委員会が進めている高校の「再編・整備計画」も人口減少によるものです。この通学区は、小諸高校と小諸商業が、また、野沢北高と野沢南高が統合されることが3月24日長野県教育委員会で決定されました。
今後は、新校再編実施計画懇話会が設置され、どんなコースにしていくのか…や校名等が話し合われますが、最も関心が高く注目されるのが設置場所の問題です。地域からは、進学校としての力をしっかり持った学校にして欲しいという要望があります。その為には、学力をしっかり持った生徒が集まり切磋琢磨することが重要です。求められるのは、交通の便の良さもあります。
野沢北と南のどちらかの校舎を活用することも考えられますが、捕らわれずに新たな学校用地を探していくことも検討の中に入ると思います。
私自身も卒業生の一人として、統合されることには複雑な思いもありますが、重要なことは将来佐久市の中に、大学進学を目指す選択肢を残すことだと思います。この議論は、この冬からスタートしますので注目頂きたいと思います。
画柳点睛 佐久平葬場に込めた思い
私自身思いを込めた仕事の一つに火葬場建設があります。それまで、佐久広域連合が設置運営していた小諸市高峰と小海町豊里にあった葬場は、老朽化により代替施設が求められていました。佐久市は、建設候補地として2回の断念があったため、崖っぷちに立たされていましたが、3度目の正直で長土呂で受け入れて下さることとなりました。関係の皆さまには、感謝の思いを今も強く持っています。
日常生活において、胸が締め付けられるほど悲しい状況を指し示す言葉に「愁嘆場(しゅうたんば)」という言葉があります。火葬場は、最愛の人との最終的な別れの場面であり、正に愁嘆場です。私はかねてより、美しさには人を慰める力があると感じていたので、一つの提案を関係職員にしました。「佐久市近代美術館にある素晴らしい作品を、新しい火葬場に掲げて、愁嘆場を和らげることにしよう。」この提案は、結果的に美術館の絵画ではなく、桜を描く画家の画を掲げることとしました。作品名は「樹霊淡墨桜」です。
大塚オーミ陶業株式会社に製作して頂き、佐久市葬場において、佐久平の皆さまの愁嘆場を慰めてくれています。そして、職員も設計会社も私の提案を理解頂いたのか、全ての待合室から美しい浅間山がご覧頂くことが出来ます。佐久を離れ、親御さんがご逝去され悲しみの淵に立った時、故郷の山、浅間山を眺めて静かに時を待つ空間になることをイメージしたかの様な設計です。佐久平葬場は、その様な思いを持って建設されたことを多く方に知って頂きたく文章にさせて頂きました。
事務局よりお知らせ
後援会行事は当面見合わせています。
現在、従来のような皆様にご参集いただいての市政報告会などの行事を見合わせております。今後の計画は、新型感染症の拡散状況を見ながら検討して参ります。
ツイッターはホームページからもご覧いただけます。
ホームページが新しくなりました!市長のツイッターや、柳清会会報などもご覧いただけます。
ご意見・ご質問なども承りますので、ぜひ、ホームページをご利用ください。
ホームページアドレスも変わっていますので、こちらのページを登録してください!
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