高い評価を得ている「佐久のブランド」。
昨年、名古屋に視察に行きました。
「佐久の米が名古屋で評判になっている」という話をお聞きしていたからです。
スーパーマーケット「アピタ」。
資本はユニーで、名古屋を中心にアピタやピアゴなど215店舗あります。
販売価格は、¥2,180/5㎏
1俵(60㎏)に換算すると、\26,160(税込価格¥28,248)
一般のコシヒカリの販売価格が通常¥1,700/5㎏前後ですから、いかに市場で大きな評価を得ているかがわかります。
この米は、野沢・望月・立科で作られている特別栽培米です。
特別栽培米とは、化学肥料と農薬の使用を50%以下に留めた米です。
消費者の「安心できる、美味しい米を食べたい!」という志向は、今後強まっていくことから、この佐久の米の取り組みを支援していくべきなのです。
そして、農家の実収入増に繋げていかなくてはなりません。
日本酒と言えば「佐久」。
佐久の酒は、11蔵。
人口比でこんなにも酒造りが盛んな場所は珍しく、後継者が何れも若く、取り組みに勢いがあります。
佐久の酒
○千曲錦酒造㈱
○合名会社戸塚酒造店
○㈱古屋酒造店
○武重本家酒造㈱
○大澤酒造㈱
○㈱土屋酒造店
○芙蓉酒造㈱
○伴野酒造㈱
○木内醸造㈱
○橘倉酒造㈱
○佐久の花酒造㈱
どちらの酒蔵も、佐久の特徴を生かした評価の高い酒を造り出しています。
この特徴を生かし、佐久市議会では佐久市清酒の普及の促進に関する条例を制定。
今年のJRの信州DC(信州デスティネーションキャンペーン)でも大きく打ち出していきます。
今後は、日本酒と言えば「佐久」という佐久市の特色の発信を、小諸市や佐久穂町と連携し地域一体で推進していきます。
佐久の鮒づくりを大事にしていきます。
佐久の鮒は文化的食物ですが、現状は生産量が不足しています。
欲しくても手に入らない状況なのです。
扱っているスーパーでは1シーズン2回の売り出しを行っても、行列ができて、お昼までに完売してしまいます。
ご家庭ごとに鮒を煮る風情は、絶対に残さなくてはなりません。
農協とも連携しながら、新たな生産者育成を行い佐久市が水田鮒の生産拡大を支援します。